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前立腺がん診断(PSA)検査

PSAとは、Prostate Specific Antigen前立腺特異抗原)の略で、前立腺から精液中に分泌されるタンパク質の一種で、「前立腺がん」のみならず「正常」および「肥大症」も含めた前立腺組織で分泌されます。

前立腺がんでは、数値に反応しやすいことから、前立腺がんの診断および経過観察において有用な腫瘍マーカーとして使われます。

PSAの正常値は 4.0ng/ml以下になります。 4.1 ~10.0ng/mlは、グレーゾーンと呼ばれ信号で言うと黄色信号になり、10.1~20.0ng/mlでやや高く、20.1ng/ml以上は信号で言うと赤信号のイメージになります。

 

一般的に、グレーゾーン(PSA値4.1~10.0ng/ml)では、前立腺がんの検出率は10-30%とされ、前立腺肥大症との鑑別が問題となります。PSA値が上昇するほど前立腺がんの検出率は高くなります。

PSAは、手軽に行える血液検査です。PSA検査は普及してきており、早期に病気を発見する事が出来るようになってきています。

50歳を過ぎたら1年に1回程度は定期検診を受けることが勧められます。

ご家族(父または兄弟)に前立腺がんの方がいる場合は、若年発症の可能性もありますので、40歳を過ぎたら一度検査を受けて頂くことが望ましいと思われます。

 
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